- 揺れを感じた瞬間や緊急地震速報を受信した際は、屋外へ飛び出したり無理に火の始末に向かったりせず、まず身の安全を最優先で確保します。
- 家の中では頑丈な机やテーブルの下に入り、可能であれば脚をつかんで、頭や首を守ります。
- 机がない場所では、頭部を保護し、窓ガラスや倒れやすい家具、重量のある家電製品から離れた安全な床面にうずくまります。
- 外出先でも身を低くして頭と首を守り、高層階では揺れている最中にエレベーターや階段へ移動せず、揺れがおさまってから判断します。
日本国内において、いつどこで発生するか分からない大規模な地震。その激しい揺れ(主要動)に直面した瞬間、あるいはスマートフォンやテレビ等で緊急地震速報を見聞きした際、私たちの生死を分ける極めて重要な要素となるのが「最初の初期行動」です。

慌てて屋外へ飛び出したり無理に火の始末に向かったりせず、まずは自身の身の安全を最優先で確保することが防災上の大原則となります。内閣府や消防庁などの公的ガイドラインや防災士教本においても、地震発生直後の反射的な身の守り方が負傷リスクを大きく左右することが強く強調されています。ここでは、地震発生時にグラッときた際にとるべき具体的な初期行動の原則と、自宅や外出先など場所に応じた正しい対処法について詳しく解説します。
地震発生時の初期行動!グラッときたらまず身の安全を確保する理由
地震による最初の激しい揺れ(主要動)を感じた瞬間や緊急地震速報を受信した際、人間は大きな恐怖心から慌てて動いてしまいがちです。しかし、激しい揺れの最中に自力で歩行したり屋外へ脱出しようとしたりする行為は、飛散するガラス窓、落下してくる照明器具や家具、あるいは傾いた建物によって大けがを負う極めて危険な行動です。防災の基本原則として、まずはその場で頭部や首を守り、自身の身の安全を最優先で確保する「初期行動」を徹底することが、命を守るための第一歩となります。
家の中にいる場合の身の安全の確保方法と基本姿勢
家の中にいる場合は、頭部を天井からの落下物や激しく揺れる家具から守るため、頑丈な机やテーブルの下に入り、頭や首を守ることが基本です。机が揺れで動く場合は、可能であれば脚をつかむなどして姿勢を保ち、机の下から飛び出さないようにします。 また、身近に頑丈な机やテーブルがない場所では、クッションや座布団、厚手の本などで頭部を重点的に保護しながら、飛散するガラス窓、倒れやすい本棚や食器棚、重量のある家電製品から離れた安全なスペースの床面にうずくまります。

和室など机がない場所での対処法
和室などで畳の上におり、身近に机がない場合は、座布団などで頭部や首回りをしっかりと覆いながら姿勢を低くします。畳の上で身体を小さく丸め、周囲の落下物や倒壊の危険がない安全な空間を確保しつつ、揺れが完全に収まるのをじっと待ちます。
外出先・公共施設・高層階での地震発生時の正しい対応
オフィスや商業施設、地下街などの外出先や公共スペースにおいても、周囲のパニックに流されない冷静な判断が求められます。ショーケースや吊り下げられた照明器具、落下しやすい天井材のパネル等に十分警戒しながら、頭部と首を守る姿勢を徹底します。これは、身を低くして頭と首を守り、揺れが収まるまで安全な姿勢を保つという地震時の基本行動に沿ったものです。
高層ビルやマンション高層階での注意点
高層ビルやマンションの高層階では、建物の構造特性上、揺れが長く大きくなる傾向があります。揺れている最中に慌ててエレベーターや階段へ移動すると、転倒や落下物などの危険があります。まずは室内で身の安全を確保し、揺れがおさまってから周囲の状況や施設の案内を確認して、避難や移動の必要性を判断しましょう。
負傷リスクを減らすために日頃から行うべき防災シミュレーション

地震発生時の初期行動は、いざという時に頭で考えてから実行するのではなく、反射的に身体が動くかどうかが命運を分けます。この初期対応の良し悪しが負傷リスクを大きく左右するため、日頃から家庭や職場で定期的なシミュレーションを行い、どのような状況であっても落ち着いて身の安全を確保する姿勢をとれる習慣をつけておくことが極めて重要です。
よくある質問
- Q地震の揺れを感じたとき、最初に取るべき初期行動は何ですか?
- A
慌てて屋外へ飛び出したり無理に火の始末に向かったりせず、まずは自身の身の安全を最優先で確保してください。
- Q家の中にいて頑丈な机がない場合、どのように身を守ればよいですか?
- A
クッションや座布団などで頭部を重点的に保護しながら、窓ガラスや倒れやすい家具から離れた安全なスペースの床面にうずくまり、姿勢を低くします。
- Q高層ビルやマンションの高層階にいるとき、揺れが起きたらどう行動すべきですか?
- A
揺れている最中は、慌ててエレベーターや階段へ移動せず、まず室内で身の安全を確保します。揺れがおさまった後は、周囲の状況や施設の案内を確認して次の行動を判断します。

